温まるのは体だけじゃない
掲載日:2016.10.26
外遊びをする子どもたちの歓声が響き渡った10月21日の初雪から日が経ち、園庭の雪もすっかり消えてしまいました。でもそんな寂しさを吹き飛ばしてくれたのが自然の力でした。というのは休み明けの24日、『みんなの畑』で、4か月間育ててきたサツマイモを掘り起こす作業を始めようとした時、何かを感じたのか年中児クラスがやってきたのです。子どもたちが近づいて見たものは、生い茂った蔓の先にある赤紫色の物体、「あっ サツマイモじゃない?」のひと声で辺りは「掘りたい」コールの行列が出来てしまいました。きっとスーパー等で見たことはあっても、土の中から出てくる光景を見るのは多分初めてのことだったと思います。さて日は変わり26日には、17日に掘ったサツマイモ約6キログラムを試食も兼ねて焼いてみることにしました。その時近くいた年少児にお手伝いをお願いをすると、快く「わかりました!」という返事が返ってきました。アルミホイルにくるんだイモを炭に入れると「まだかな、まだかな」の大合唱、すぐには出来ないので遊んでお腹をペコペコにするよう伝えると、約30~40分程遊んでいました。そうこうしているうちに約束の時間に集まってきた子どもの目の前でアルミホイルをめくり、皮をむくと黄金色のホクホクしたサツマイモが顔を出しました。お腹いっぱいになるほどの量ではありませんでしたが、大きな口を開けて待つ子どもたちの心と体を温めるには十分だったのではないでしょうか。来年は一人一本食べられるといいですね。 😛